服のサイズ38は何号でM・Lどっち?国別換算と失敗しない選び方
ネット通販やセレクトショップで「サイズ38」という表記を目にして、「これはMサイズなのか、それともLサイズなのか」「日本の何号に当たるのか」と迷った経験を持つ人は少なくありません。日本のレディース服においてサイズ38は標準的な「9号(M相当)」として扱われるケースが主流ですが、メンズ服やヨーロッパのインポートブランド、さらにはZARAなどのグローバルファストファッションでは、まったく異なるサイズ基準で作られています。
表記の数字だけを頼りに購入した結果、「届いてみたらウエストが閉まらない」「肩幅が広すぎて着膨れしてしまった」といったトラブルが後を絶ちません。国ごとの規格差やブランド特有のパターン設計を正しく把握し、失敗しないための実践的な判断基準を詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:日本のレディース規格では「サイズ38=9号=標準Mサイズ」が基本だが、イタリア規格の38は「7号(S相当)」、ZARAなどのEU規格38は「11号寄り(M〜L相当)」と大きく異なる。
- 要点2:メンズのサイズ38は主に「S〜M相当(胸囲約96cm前後・インチ表記30〜31相当)」を指し、アウターやドレスシャツで基準が分かれる。
- 要点3:ネット通販で失敗を防ぐには、ラベルの数字ではなく「仕上がり寸法(実寸)」と自身のヌード寸法のゆとり差(バスト+4〜6cm、ウエスト+2〜4cm)を確認することが不可欠。
【結論】服のサイズ38は何号でM・Lどっち?国や性別で異なる決定的な違い
結論から言うと、日本のレディース規格においてサイズ38は「9号(Mサイズ相当)」です。百貨店ブランドや大手アパレル企業(オンワード、ワールド、三陽商会など)が展開する国内向けレディース服の多くは、36(7号・S)、38(9号・M)、40(11号・L)という3サイズ展開を基本パターンとして採用しています。
しかし、同じ「38」という表記であっても、対象となる性別や生産国によって対応する体型は劇的に変化します。特に注意が必要なのが海外ブランドの輸入規格です。
たとえば、フランスサイズ38は日本の9号(M相当)にほぼ合致しますが、イタリアサイズ38は日本の7号(S相当、あるいはXS〜S寄り)に相当し、極めて細身の仕立てになります。一方で、スペイン発祥のZARAをはじめとするヨーロッパ共通規格(EUサイズ38)は、現地の体格に合わせて作られているため、日本人の感覚では「M〜L(9号〜11号寄り)」のゆったりとしたサイズ感になります。
また、メンズにおけるサイズ38の換算は、主に英国・米国基準のチェスト(胸囲)インチ表記「38インチ(約96.5cm)」、あるいはドレスシャツの首回り「38cm」を指します。アウターやスーツのジャケットであれば日本規格の「Mサイズ相当(細身ブランドではS〜M)」、ボトムスであればウエスト約96cm(38インチ・XL相当以上)を指すため、アイテムのカテゴリによっても意味合いが大きく異なります。

【徹底比較】海外ブランドのサイズ表記一覧と日本サイズへの換算データ
国やブランドによるサイズ規格の違いを一覧で整理しました。通販での注文時やインポートアイテムの試着前に確認してください。
| 国・規格 | 表記「38」の日本号数 | 一般的な対応サイズ | 編集部の見解・フィッティング傾向 |
|---|---|---|---|
| 日本(国内レディース) | 9号 | M | JIS規格準拠。標準的な日本人女性(身長158cm前後)に最適化。 |
| フランス(FR) | 9号 | M | 身幅は日本Mに近いが、袖丈や着丈がやや長めに設計されている。 |
| イタリア(IT) | 7号(〜細身9号) | S(XS〜S) | ウエストや肩幅が非常にタイト。普段M着用の人は40または42を推奨。 |
| ヨーロッパ(EU / ドイツ等) | 9号〜11号 | M〜L | 骨格がしっかりした作り。肩幅や胸囲にゆとりがあり、日本Lに近い。 |
| ZARA(EU規格準拠) | 11号相当(ボトムス) | L寄りM〜L | ウエスト約68〜72cm設計。股下が長く、日本規格よりワンサイズ大きめ。 |
| メンズ(UK/USアウター) | - | M(胸囲約96cm) | バブアーやライダース等。身長170〜175cm前後の標準体型に適合。 |
サイズ36・38・40の違いとは?体型別の身長・体重目安とフィット感
国内アパレルにおける「36」「38」「40」の3段階ピッチは、JIS規格(日本産業規格)の身体寸法データに基づいて精密にグレーディング(拡大・縮小)されています。
36・38・40の基本寸法差
- サイズ36(7号・S相当):バスト約80cm/ウエスト約61cm/ヒップ約86cm。小柄な方や華奢な骨格向け。
- サイズ38(9号・M相当):バスト約83cm/ウエスト約64cm/ヒップ約89cm。最も流通量が多い標準設計。
- サイズ40(11号・L相当):バスト約86cm/ウエスト約67cm/ヒップ約92cm。肩幅やバストにゆとりを持たせたい方向け。
各サイズ間の差は、ウエストで約3〜4cm、バスト・ヒップで約3cm刻みで変化します。この数センチの差が、着用時のシルエットや動きやすさに直結します。
サイズ38(レディース9号)の体型目安(身長・体重)
国内ブランドのサイズ38をジャストフィットで着用できる体型の標準的な目安は以下の通りです。
- 推奨身長:155cm〜165cm(中央値:158cm前後)
- 推奨体重:48kg〜56kg(BMI:19〜22前後の標準体型)
- ウエスト寸法目安:ヌード寸法62cm〜66cm(服の実寸仕上がり:66cm〜70cm前後)
身長が165cm以上ある場合、ウエストやバストの寸法が合っていても「袖丈が足りない」「スカートやパンツの丈が短くなる」「切り替え位置が上にズレる」といった着丈の問題が生じやすいため、丈感を優先してサイズ40を選ぶ判断も有効です。

【実態検証】ZARAやインポート通販で失敗する人が続出する現場のカラクリ
SNSや大手質問サイトでは、「普段MサイズだからとZARAで38を買ったらブカブカだった」「イタリア製ジャケットの38を買ったら肩が入らなかった」という失敗談が頻繁に投稿されています。このミスマッチが起きる背景には、各国の骨格構造とパターンの思想の違いがあります。
ZARAのサイズ38が「大きく感じる」理由
ZARAのボトムスタグに記載されている「EUR 38 / USA 6 / MEX 28」は、日本サイズに換算すると11号(Lサイズ相当)に匹敵します。欧米規格で作られたデニムやスラックスは、ヒップから太ももにかけての立体的な厚みと、長い股下寸法を前提に裁断されています。そのため、日本人が試着すると「ウエストは入るが裾が余る」「腰回りに不自然なシワが寄る」という現象が起こります。
イタリアブランドのサイズ38が「小さすぎる」理由
一方、GUCCI、PRADA、Max Maraといったイタリアのラグジュアリー・インポートブランドでは、イタリア表記の「38」は日本の7号(細身S)に当たります。イタリア規格で日本のM(9号)に相当するのは「サイズ40または42」です。このルールを知らずに「普段の38」を選んでしまうと、ファスナーが上がらない事態に陥ります。
一般に知られていない盲点|「ヌード寸法」と「仕上がり寸法」の罠
ネット通販で最も注意すべきなのが、商品ページに記載されている寸法が「ヌード寸法(着用者の身体サイズ)」なのか「仕上がり寸法(衣服そのものの平置き実寸)」なのかという点です。
服を快適に着るためには、身体のサイズに対して必ず「ゆとり分(運動量)」が必要です。
- トップス・ジャケットのゆとり:バスト実寸に対して+4〜8cm
- タイトスカート・細身パンツのゆとり:ウエスト実寸に対して+2〜3cm、ヒップ+3〜5cm
- フレアスカート・ワイドパンツのゆとり:ウエスト実寸に対して+2〜4cm(ヒップはフリー)
商品ページに「ウエスト64cm」と書かれていた場合、それが「仕上がり実寸」であれば、ヌードウエストが64cmの人が履くとゆとりゼロで非常に窮屈になります。手持ちのお気に入りの服を平置きで採寸し、その数値と商品ページの仕上がり寸法を突き合わせることが、返品やサイズ交換をゼロにする唯一の確実なアプローチです。

【プロの結論】サイズ38を選ぶべき人・慎重になるべき人の判断基準
これまでのデータとフィッティング基準をもとに、サイズ38を選ぶべきか、別サイズを検討すべきかの明確な判定基準を提示します。
サイズ38(国内規格)を選んで間違いがない人
- 身長が155cm〜163cmで、普段ユニクロなどのMサイズをジャストで着ている方
- ヌードウエストが62cm〜65cm前後で、極端な下半身太り・上半身太りがない方
- フランスブランド(A.P.C.、アニエスベーなど)で標準的なMシルエットを求めている方
- メンズのアウターで胸囲92〜96cm前後、すっきりとしたシルエットで着用したい方
サイズ38の選択に慎重になるべき人(他サイズ推奨)
- サイズ36(7号)を検討すべきケース:
- 身長153cm以下の小柄体型、または骨格ウェーブで上半身の華奢さが目立つ方
- ZARAなどの欧米ファストファッションでボトムスを購入する場合(通常38を着ているなら36へ下げるのが無難)
- サイズ40(11号)を検討すべきケース:
- イタリアブランド(IT表記)を購入する場合(IT 38はS相当のため、IT 40または42を選択)
- 身長165cm以上で、手足の長さや着丈のバランスを重視したい方
- バストがEカップ以上、または肩幅が広めの骨格ナチュラル・ストレートの方
【服 の サイズ 38】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ユニクロのMサイズを着ている場合、国内ブランドの38を選べば大丈夫ですか?
A1:基本的に問題ありません。ユニクロのレディースMサイズ(バスト80〜86cm、ウエスト63〜69cm)と国内アパレルのサイズ38(9号)はほぼ同等の体型を想定して設計されています。ただし、ユニクロのリラックスフィット製品に慣れている場合、百貨店系ブランドの38はウエストや二の腕がやや細身に感じられることがあります。
Q2:メンズのサイズ38は、レディースの38と同じ意味ですか?
A2:まったく異なります。メンズの38は主にインチ表記(胸囲38インチ=約96.5cm)やドレスシャツの首回り(38cm)を指すため、成人男性の標準Mサイズ(またはS〜M)相当です。女性用の9号(M)とは骨格・寸法設計が完全に別物です。
Q3:ZARAでボトムスを買う時、日本のMサイズ相当はどの表記ですか?
A3:ZARAのボトムスにおける日本M相当は「EU 36(USA 4)」であることが多いです。ZARAの「EU 38」は日本の11号(L相当)に近いサイズ感になるため、普段Mサイズをジャストで履いている方は、38ではなく36の試着を強く推奨します。
Q4:古着や海外通販で「FR 38」と「IT 38」が並んでいます。どちらが大きいですか?
A4:フランス規格の「FR 38」の方が一回り大きいです。FR 38は日本9号(M相当)ですが、IT 38は日本7号(S相当)になります。イタリア規格でFR 38と同等サイズを探す場合は「IT 40」を選んでください。
まとめ:2026年最新のEC通販でサイズ選びに迷わないための鉄則
洋服の「サイズ38」という表記は、ブランドの発祥国や性別、アイテムの設計思想によって全く異なる意味を持ちます。「38=Mサイズ」という固定観念だけで選んでしまうと、特にインポート製品やグローバルファストファッションで大きな失敗につながります。
「国内・フランス規格なら9号(M)」「イタリア規格なら7号(S)」「ZARA・EU規格なら11号寄り(M〜L)」という基本ルールを頭に入れた上で、最終的には商品詳細ページに記載された「平置き仕上がり実寸」を手持ちの服と比較する習慣をつけてください。この確実なステップを踏むだけで、EC通販におけるサイズ選びの失敗は劇的に減少します。 (出典: 服 の サイズ 38(Yahoo!ニュース))